こんにちは!パーソナルジムShinの飯島です。
当ジムには産後ダイエットで来店される方が多くいらっしゃいますが、体型崩れで悩んでいる方が大半です。その中でもとくに「脚」に関する悩みが多く見られます。
そこで今回は出産後に脚が太くなりやすい理由について解説していきます。
産後は重心の位置が変わる
出産後特有のゆがみとして、骨盤が外側に開くというものがあります。このとき、重心は外側になりやすく、若干ガニ股のような状態になりやすいです。
重心が変わることで、脚の筋肉を使うバランスも崩れてきます。
例えば、出産後は重心が外側に行くことで太ももの外側の筋肉を多く使い、逆に内側にある「内転筋」と言われる筋肉を使いにくい状態になります。
もも裏の「ハムストリングス」と言われる筋肉も同様に使いにくくなります。出産後は太ももの外側以外はあまり使わない状態になるため、気づかないうちに弱くなっていくケースが非常に多いです。
筋肉は弱くなると細くなります。細くなることでできるスペースに脂肪が入り込んできます。
使われる筋肉のバランスが崩れることで脚に脂肪が溜まりやすい状況になってしまうことが、出産後に脚が太くなってしまう原因です。
出産後の脚痩せ対策
出産後に脚が太くなる根本の原因は骨盤なので、もちろん矯正は重要です。骨盤矯正によって骨盤周囲のサイズ自体は細くなりますが、矯正だけで全てが解決するわけではありません。
低下してしまった筋力を取り戻すこともかなり重要になります。妊娠前の脚に戻したいと考えたとき、内転筋やハムストリングスと呼ばれる太ももの裏の筋肉を強化することは必須です。
育児中は家事もあるのでまとまった時間を確保できないと思うので、隙間時間を使った数分のあいだにトレーニングをするのが継続するポイントになります。
私の経験上、目新しいトレーニングではなくベーシックなもので十分に効果を出せます。YouTubeなどで珍しいトレーニングメニューをよく見かけますが、基本の動きを理解していないと思うような効果を得られません。
そのため、まずは基本的なメニューを反復することが重要と言えます。出産後に低下しやすい部位を鍛えるメニューを下記に書いていきますので、育児の合間に試してみてください。
ワイドスクワット
効果の出る部位:太もも前面・内転筋
①肩幅よりも広く立ちます
②足と膝が一直線になるよう意識して深く沈んでいきます
最初は5〜10回×2セットを目標に頑張っていきましょう。
ランジ
効果の出る部位:お尻〜ハムストリングス(もも裏)
①立った状態から一歩踏み出します
②膝が床に着くギリギリまで下がります
こちらも最初は5〜10回×2セットを目標に頑張っていきましょう。
このようにフォームを少し変えるだけで効いてくる位置が変わります。ただやみくもにエクササイズをするよりも、自分のカラダの状態を認識した上で弱くなった部分を狙って鍛えるのが望ましいです。
ぜひ参考にしてみてください!