なぜ、血糖値が高いと太りやすくなるのか?

こんにちは!personal gym shinの飯島です。

今回は「血糖値」をテーマに解説していきます。

血糖値が高いのはよくないところまでは知っているはずだとは思います。ただ、なぜダメなのか?というところまで理解できると食生活改善に役立ちます。

少し難しい内容になりますが、ダイエットを成功させるために必要な知識になりますので、ぜひ最後までお読みください。

血糖値が急激に高くなると血管が傷つく

糖質を接種すると血中に糖が流れます。その際、血中に含まれる糖の比率が大きすぎると血管が傷つき、ダメージとして残ります。

身体へのダメージを防ぐため、血糖値が急上昇した場合は「インスリン」というホルモンを分泌して血糖値を下げようとします。

このような作用が身体の中で働き、一定の水準で血糖値を保とうとします。

血糖値が下がるときに起きる弊害

ここまでの流れでは「血糖値が上がるのは悪いのはわかるけどダイエットと何の関係があるの?」という疑問を持たれると思います。

一見、血糖値とダイエットは無関係に感じるかもしれませんが、実際は大きく関係しています。

先ほど「インスリン」は血糖値を下げる作用があると説明しました。血中から余った糖を外に出す働きをしますが、どこに糖を運ぶかというと「脂肪細胞」です。

要は、二の腕やおなか周りなどのにある脂肪が増えていくということです。

余った糖の緊急避難先

血管内に糖が多すぎると血管が傷つくので、脳から「早く余った糖を外に出せ!」という指令が出ます。

このとき、「糖をエネルギー源に変えて・・・」などと言っていられません。急激に高くなった血糖値を下げるのはスピード勝負なので、とりあえず脂肪が溜まっているところに余った糖が放り込まれるイメージです。

実際はもっと複雑なメカニズムですが大まかなイメージとして、「血糖値が急に高くなると脂肪が増える」という認識でOKです。

では、血糖値がすぐ高くなりやすい食べ物はどのようなものでしょうか?

例を挙げていきます。

・お菓子

・パン

・もち

・うどん

などです。

砂糖を使ったものが最も血糖値が上昇しやすく、パンやうどんなどの粉物も血糖値が高くなりやすいです。実は、みなさんがよく制限する「白米」は血糖値をそこまで急激に上げません。

なので白米を制限しても、そのあとにお菓子を食べたりしてしまうと、我慢している割りにダイエット効果を得ることはできません。

逆に、糖質でも血糖値を緩やかに上昇させるものもあります。

血糖値がすぐに上昇しない食品

例えば

・そば

・玄米

・ライ麦パン

などです。

こういったものは太りにくい性質があります。(もちろん食べすぎると何でも太ります)血糖値が急に高くならなければ、慌てて血管の外へ糖を出す必要がないからです。

また、別の見方としては以下のようなものがあります。

・血糖値が高くなるもの=吸収が早い→空腹までのサイクルが早くなる

・血糖値が緩やかに上昇するもの=吸収が緩やか→腹持ちがいい

このようなことから、血糖値が高くなりにくいものを選ぶことが大事です。

ただ、一般的に美味しいものは血糖値が急上昇するものばかりです。すべてをゼロにするのではなく、少しでも減らすという思考で取り組みましょう。

すべての糖質が悪ではない

メディアの情報から「糖質=悪」というイメージが刷り込まれていると思います。ただ、同じ糖質であっても接種する内容で大きく変わります。

正しい知識を身につけることで偏った食生活になることを防げますし、余計な罪悪感を感じることも防げます。ダイエットを成功させるにはテクニックも大事ではありますが、基本的な栄養知識を身につけることが最も重要です。

ぜひ、このブログを通じて知識を蓄えていってください!